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桜田淳子さんの小さなイベントその3~その意味するもの [桜田淳子]

11月26日銀座博品館で、『ファン感謝DAY』が開催された。

会場に詰めかけた人はもとより、いけなかった人にとっても特別な1日だった。

 

多くの方の感動のブログがその興奮を物語る。

参加された方の喜びの声、参加できなかった方の真剣なコメントが並ぶ。

これでよかった。

 

翌日、テレビでは、1日だけの復帰が、温度差は違えど報道された。

もちろん全部見たわけではないし、受け止め方は人により異なるだろう。

そして、週刊誌の記事が追いかける。

 

淳子ファンからすれば、20年の溜飲を下げるものであっても、必ずしもそういう声ばかりでないことは誰でもわかる。

完全復帰を危惧する声があることには、耳を傾けなければならない。

20年間、桜田淳子さんは沈黙していた。

まさに、それが全てだと思う。

 

芸能界を離れた20年間は、淳子さんにとって幸せな時だったことだけは間違いない。

しかし、あまりにも突然の、芸能界幕引きは、多くの爪痕を残したのも事実だった。

 

今回のイベントでは、彼女をこれまで応援してきたファンへのメッセージ性の強いものになった。

と、同時に、お世話になった方々への感謝を述べられた。

何も語らず芸能界を去った彼女の無念。

そして、ファンとして、20年前支えきれなかった後悔。

淳子世代の僕らが、社会の荒波にもまれ、過去を振り返る余裕を無くしていたことも、社会が急激な早さで変遷したことも、全てが巡り合わせだった。

 

淳子さん、淳子ファン、その思いが重なることが、今回の小さなイベントの意味だったような気がしてならない。

しかし、潮の満ち引きがあるように、今回のイベントの成功の反動として、批判が集まってくるのが世の常だと思う。

僕らは、それが、つかの間の幸福の対価だとしたら、静かにそれに耐える事になるのだろう。

 

今回の小さなイベントで、淳子さんは、未だスター性を持っていたとの評価が高い。

評価が高まれば高まるほど、復帰の声が高まる。

それは、諸刃の剣となる。

 

それでも、僕は、道が開けることを信じる。

 それは、彼女の評価を妨げる要因が、絞り込まれてきたし、一巡した感があるからだ。

批判は、淳子さんが沈黙した20年前から進歩してないばかりか、問題の本質の解決につながっていないのも事実だろう。

 無意味な『失われた20年』と言うことになるのかもしれない。

次回から、20年前から変化の兆しがない個人批判は、現在どこまで妥当性を維持しうるのか、考えてみたいと思う。

 


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