桜田淳子さんの小さなイベント [桜田淳子]
時は静かに去って行く。
楽しい時は速く。
苦しい時は遅く。
それでも、確実に去って行く。
そうした時の流れの中で、もがき苦しみ、喜ぶ。
法律が最低限の道徳であるべきかどうかはさておき、法の世界でも、時の経過には、格別の配慮がなされる。
20年間『沈黙』を守った人がいる。
否定的な見方を耐えた人がいる。
そして、今、自ら『沈黙』を破ろうとしている。
その意味は深いし、語るには耐えない。
僕には、到底それを目撃することはできない。
今月26日、桜田淳子さんの『ファン感謝デー』が開催される。
時が来たのかもしれない。
いや、長年、草の根の活動をされたファンも含めて、『時』を創り出したのかもしれない。
しかし、その『一日』すら否定するのなら、もはや語る術すらないし、これまで感じたことがない怒りすら感じる。
紀藤正樹弁護士は、マスコミにも登場する有名人であり、消費者問題に取り組む正義感がある方だと思っている。
しかし、いかに、目的が正しくても、選ぶ手段が受け入れられなければ、それを、社会正義とは言わないのではないだろうか。
私には、統一協会問題を、再び社会問題とすることにより、法廷闘争を有利に運ぶために、実名報道しているようにしか映らない。
もはや広告塔の範囲すら踏み越えているのかと思わせる。
法律論であるならば、目的と手段の均衡を図る必要があるのではないだろうか。
逸脱した手段にいかなる正義もないと思う。
私は、桜田淳子さんを信じているし、イベントを企画したビクターや会場となる博品館が、真摯な企画をしたものだと信じている。
氏は、ブロクの中で『子供たちの夢』まで引き合いに出しているが、『子供の頃の夢』を壊されたファンの思いをどう思うのだろうか。
中学生の時、小遣い銭を握りしめレコードを買いに走った僕らの思いは壊されたままでいいのだろうか。
20年の時を超え、ファンは、小さな空間に集う。
私は、そんな長年応援してくれていたファンの喜びの声を聞きたい。
時を忘れるひと時が、平穏に過ぎて行くことをひとえに願う。
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