黄色いリボンに思いを馳せる [時事]
1960年代、テレビでよく西部劇を見ていた。
今でも覚えているのは、幌馬車がインディアンに取り囲まれ、必死に馬車を守ろうと応戦するシーンだ。
多勢に無勢の絶体絶命の窮地に駆けつけるのが、騎兵隊だった。
当時白黒テレビだったので、よくわからないが、騎兵隊のシンボルカラーの黄色いスカーフをたなびかせながらだったのだろう。
小さいときは、そのかっこよさに憧れたことを良く覚えている。
僕がボーイスカウトにはいったのもそうしたかっこよさに憧れてのものだったに違いない。
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最近のニュースを見ていると、あまりの滑稽さ、幼さに言葉を失う。
一昨年、このブログを書き始めた時から、進展しているのだろうか。
ロンドンオリンピックでの、韓国サッカー選手の無謀から燃え上がった感がある歴史認識問題。
その間、日本、韓国、中国とも政権が交替した。
その決定過程の中で、国民の世論を背景として、意見が先鋭化したというべきか、拡散化したというべきか。
いずれにしても、米国の国力が相対的に低下し、中華思想を淵源に国力を伸ばす中国、小中華思想で歴史的に従属傾向がある韓国、歴史的に南下政策を推進するロシア、イギリス流にいうならば大陸からの『名誉ある独立』にも似た歴史的に微妙な距離感を保とうとする日本。
新たな国際的枠組みが必要なのはわかるが、もう少し外交努力によりスムーズにできないかと思う。
解決は消耗戦になってきた感がある。
そうした中にも犠牲者は増えていく。
韓国珍島沖の旅客船沈没事故は、発生から10日が過ぎた。
多くの修学旅行中の学生が被害に遭ったという。
その間、日本など諸外国の援助の声が上がった。
しかし、残念ながら、支援はならなかった。
ここにきて、オバマ大統領の訪韓に合わせるように、米海軍の支援が受け入れられるようになった。
しかし、遅きに失したとの悲観的な観測が現実味を持つのではないだろうか。
儒教国家独特の面子を重んじる考え方は、同根の日本人にも理解できる。
しかし、それにより失われるものの大きさを知るべきなのではないか。
犠牲になるのは、これからの若者なのかもしれない。
しかし、日本としても、前回自衛隊の銃弾提供で、韓国の世論に冷たいしっぺ返しをされた感があり、今回の救助支援の申し出も及び腰ではなかっただろうか。
人道的見地から何かできるのでではないか、模索し続けるものでありたいと思う。
今、韓国では、『黄色いリボンキャンペーン』がおこなわれている。
黄色いリボンに込められた意味は、『無事に帰ってくることを祈る』ものだ。
起源は諸説あり、古くは中世のイギリスにあるのかもしれないが、南北戦争、ベトナム戦争など、多くの場合に一つのシンボルとして、多くの人が心を一つにしてきたということに変わりは無いのだろう。
冒頭のアメリカ西部開拓時代、インディアンに囲まれた幌馬車が、騎兵隊を待つシーンが思い起こされる。
象徴的に黄色いスカーフやリボンに込められたそうした願いに思いを馳せる。
僕は、黄色いリボンを胸に抱けるだろうか。
そう有り続ける自分でいたいと思う。
イワタヤイセタンさん、こんにちは。
2ヶ月振りの新規記事、最後の2行が心にずしっと重くのしかかる思いです。
韓国に対しては自衛隊の銃弾提供の一件他で大いなる不快感を覚え、中国に対しては歴史認識や尖閣諸島で譲歩したところでまた次の無理難題を言い出すに違いないという思いがぬぐえず…そんな自分としてはどういう外交努力がされるべきなのか、ますますわからなくなってくる今日この頃です。
極東で6ヶ国協議を構成する国々も、対北朝鮮どころか、いずれの2国間でさえ歩調が合わせられないような状況。
人道的見地からの行動でさえも、結局は自国民に対して人道的な政策を取らずいる国家政府を利するだけのようにも思えてしまいますし…。
でも何もしないでいれば、ご指摘のように犠牲になるのは若者、自分の子供や孫の世代。生命的にも経済的にも、私たちの世代以上に、彼らの世代がさらに重い代償を支払うことになるのでしょうね。
象徴的な願いを込めた黄色いリボン…。自分の未熟と無力と痛感します。
by 小がめら (2014-04-30 16:36)
小がめらさん
コメントありがとうございます。
色々な意味で、考えさせられることが多いですね。
しかし、この記事には、もう一つ隠していることがあります。
お気づきかと思いますが、週刊誌の記事で、論点が歪められるだろうということでした。
やはり、週刊誌(今回は女性自身)、某国会議員、そして、ブロガーです。
マッチポンプ式で、ワンパターンの実にわかりやすい皮肉記事ですね。
彼らの目指すところは、違うようです。
そして、『黄色いリボン』は、彼らには縁遠いことが、残念です。
僕が、淳子さんの復帰を望まない理由がここにあります。
手前みそなコメントで済みません。
それではまた。
by イワタヤイセタン (2014-04-30 22:35)
イワタヤイセタンさん、再度こんにちは。
やはりそうでしたか。ご貴殿の事ですから、行間に隠れている意図があるに違いないとは思っていましたが(真夜中で少しオツムの回転が悪かったせいもあったかどうかは判りませんが)、昨夜は確信が持てなかったので敢えてそれ以上の深読みはせずにコメントさせていただきました。
日本の週刊誌が容易に入手できる環境ではないので当該記事は読んではいませんが、いままで拝見してきたご貴殿の記事の内容なども踏まえればおおよそ察しはつきます。
目指すところが違う方々については、その方々が意図的にそうしている以上、どうしようもないですね。残念ですが仕方ありません。
ご貴殿が淳子さんの復帰を望まない理由…、淳子さんがもし復帰を躊躇しているのだとしたら、理由は同じところにあるのかも知れませんね。
やはり黄色いリボンを胸に抱き続けることが、今は精一杯のできることなのでしょうね。
それではまた。
by 小がめら (2014-05-01 12:31)
小がめらさん
こんばんは。コメントありがとうございます。
淳子さんへの言いがかりネタは、今に始まった事ではなく、通過するのを待つしか無いようです。
しかし、これにより、僕らファンが鍛えられるなら、それもまたよしとしましょう。
昨年のファン感謝DAYでは、淳子さんはファンのことをとても気にされていたということです。
痛みを分かちあわれていたのだなぁと、推察する次第です。
幸いにも、最近、三寒四温的に好意的なことが増えてきているように思います。
また、ヤフオクは人気の一つのバロメーターになると思いますが、覗いてみると、淳子さん関連は好調のようです。
草の根でも、一つずつ積み上げて行きたいものです
それではまた。
by イワタヤイセタン (2014-05-02 00:43)
イワタヤイセタンさん、こんばんは。
そうですね。言いがかりネタはそういつまでも論陣を維持できないと思いますので、通過するのを待つのが賢明に思えます。
それにしても、ご貴殿は相当鍛えられたではないでしょうか。私はご貴殿のブログ(まだ全てを精読し終えてはいませんが)でかなり勉強させていただきました。
昨年のファン感謝DAYの様子は、YouTubeでTVの報道をいくつか視ましたが、淳子さんがファンのことをとても気にされていたとのこと、あらためてうかがいとても嬉しく思います。
博品館劇場では涙を流していた人もたくさんいたとの報道でしたが、それが事実だとすれば単に久しぶりに淳子さんの姿を見て感動したというだけではなく、分かち合ってきた痛みが報われたという思いの人も大勢いらしたのではないでしょうか。
最近好意的なことが増えてきているというのは、私も何となく感じます。ヤフオクのことは存じませんでしたが、静かに活動してきたファンの皆さんの力が少しずつですが何かを動かし始めているのかも知れません。
止むことなくファンで居続けた方々の草の根の力と淳子さんの変わらない思いが、昨年はThanks40とファン感謝DAYという形で一つの実を結び、そのThanks40が私のように寝ていた子を起こしてくれたのだと思います。有難いことです。
そして長かったですが、20年の時を経て、言いがかりネタに迎合する人もだいぶ減ってきたのではないでしょうか。出口が見えて来たとはまだまだ言えないと思いますが、淳子さんに対する評価や認識は変わってきているように思いますがいかがでしょうか。
私も超々微力ではありますが、今後草の根の一本になれれば幸いです。
それではまた。
by 小がめら (2014-05-02 11:10)
小がめらさん
ありがとうございます。
そうですね。
鍛えられましたよ。
人生で最大級の怒りがこみ上げたこともあります。
過去記事は、その時の状況で書いているつもりですので、読み返すと手直ししたいです。
スターウォーズでは、『怒りは力を産む』と言っていますが、分かるような気がしました。
これでは、ジェダイの資格はありませんね。
そういう思いもあって、昨年のファン感謝DAYでは、締め切り間際まで申し込みませんでした。
今思うと滑稽です。
いつしか、白木蓮という花の根となりたいものです。
それでは。
by イワタヤイセタン (2014-05-03 10:54)
イワタヤイセタンさん、こんばんは。
直近の記事を除き、私がご貴殿の記事を敢えて古いものから時系列で拝読しているのは、その時々ご貴殿の考え方に触れたいからです。人の考えは年月の経過につれて変わるものですから、それはそれとして拝読させていただいています。ここしばらく停滞していますが、また続けたく存じます。
銃剣と文筆の違いはあれど、一種の戦いのようなものですし、攻めてくる人がある一方、ご貴殿によって守られ励まされている人がいると思います。いままでブログに書き続けてこられた、そのご気力の源泉の一部に怒りがあったとしても、私は良いと思います。
私はジェダイがいかなるものか良く分かりませんが、ご貴殿は人として非常に冷静な分析力と判断力をお持ちだと思います。
ファン感謝DAYに申し込むか否かギリギリまで迷ったこと、滑稽だとは思いません。ファン感謝DAYは「復帰」とは違うと思いますので、Thanks40を手にされた方々が、それぞれの思いで参加を申し込まれたということで良いのではないでしょうか。
白木蓮の根…、浅学の私にはどういうものか判りませんが、私は私なりの草の根でいようと思います。
それではまた。
by 小がめら (2014-05-05 11:54)
小がめらさん
こんにちは。
過去記事については、他の方の記事を同時に読まなければ、わかりにくい部分があると思います(その方の記事は最早ありませんが)。
そして、正直、考えを変えたつもりはないのですが、見る角度を変えたのが、そう映るのでしょう。
時が過ぎて誤解される部分もあるのですが、それを踏まえて読んでいただけるのならありがたいことだと思います。
怒りも必要だったのでしょうか。そう言っていただけると救われます。
淳子さんも、芸能生活ではけっこう怒っていたようですから。
ファン感謝DAYへの参加については、おっしゃられる通り、参加される方がそれぞれの思いを胸に、昔に帰って純粋に楽しむものだったと思います。
次の機会があれば、迷わず参加したいと思います。
白木蓮は、このブログの認証画像です。
それではまた。
by イワタヤイセタン (2014-05-07 00:53)